鏡餅の飾り方・食べ方・期限(いつまで)をわかりやすく解説

鏡餅の飾り方

鏡餅は、日本の年末年始にはかかせない飾り物ですよね。日本のように、お餅を飾り物としている国は、世界を見渡してもないかと思います。

日本は、米国と異なり、農業を中心に発展してきた国ですから、エネルギーの源であるお餅に対する感謝・畏怖の心が、無意識レベルで国民全員に共有されています。

そのため、お餅をただの食物として捉えるのではなく、神聖なものとして捉え、そのことを形(儀式)として表現するのにあたって、鏡餅という文化を生み出したのではと考えられています。

ここでは、鏡餅の飾り方をはじめとして、その食べ方や、飾っておく期限(いつまで)などを分かりやすく解説しています。

せっかくのお正月ですから、正しい鏡餅に対する知識を身に着けていただき、正しく飾ることで、自分に命をさずけてくれたご先祖様に対して、感謝の気持ちを表現しましょう。きっと、年明けから幸運が訪れるはずですよ。(笑)

鏡餅の飾り方

実は、鏡餅の正しい飾り方というのは、存在しません。なぜかといいますと、鏡餅の飾り方は、日本の各エリアによって、異なるからです。

現在の日本は、統一された国家としての体をなしていますが、これは、明治時代に作り上げられてきた概念であって、江戸時代には、一つの国家としての概念はほとんどの人が持ち合わせていませんでした。

自分が生まれてきたエリアで一生を終える人がほとんどでしたし、人生に一度は、お伊勢参りに行きたいというのが世俗を生きる人たちのささやかな願いでした。

ですので、多くの日本人は、自分がうまれた地域がもっているローカルルール(しきたり・マナー)を重要視しているのです。このローカルルールを破ってしまうと、村八分といって、地域の人たちの誰も口を聞いてもらえなくなってしまうので、みんな、協調性をもって生活をしてきました。

さて、話しが少し脱線してしまいましたが、鏡餅の基本的な飾り方をここでは紹介したいと思います。

基本は、まず、鏡餅をおくための和紙をひきます。この和紙は、白と赤の和紙をひき、縁起の良い配色である、紅白を表現します。そして、この上に大小のお餅をセットします。お餅の最上部には、橙(だいだい)と呼ばれる柑橘類(みかんのような果物)をセットします。

このように、鏡餅の基本的な飾り方は、いたってシンプルです。あとは、地方によって、海老を飾り物に追加したりするようです。各地方の鏡餅をみると、その土地の文化を垣間見ることができます。年末年始に国内旅行にいく予定のある方は、ぜひ、チェックしてみてくださいね。

鏡餅の食べ方

鏡餅は、普通のお餅と違って、縁起物ですので、食べ方には、ちょっとしたルールがあります。それは、決して、包丁などで切ってはいけないのです。

それでは、どのように食べればよいのでしょうか?切らずに食べるために、昔から行われているのは、トンカチで、叩き壊すという方法です。

昔の鏡餅は、飾っておくと、自然に乾燥してきます。徐々にお餅にヒビが入ってきますので、トンカチで軽く数回たたくだけで、お餅を細かく分けることができました。

しかし、スーパーで市販されている鏡餅は、お餅の周りを薄いプラスチックで保護していますので、乾燥することがありません。

したがって、トンカチで叩き割るのは、指南の技です。そこで、利用したいのは、電子レンジです。電子レンジを活用することで、カンタンにお餅を柔らかくすることができ、お雑煮やおしるこなどに入れるように小さく分割できます。

鏡餅を飾る期限(いつまで?)

鏡餅は、いつまで飾ることができますか?という質問をよくいただきます。

鏡餅を飾る期限は、1月11日までです。この日付は、鏡開きの日として、昔の人であれば、みんな知っている常識でした。鏡開きの日に、鏡餅を開き、そのお餅を、家族全員でいただくのです。

家族が集まって、皆でお餅を食べることで、一家の健康・長寿を祈願します。

そのため、鏡餅をいただくときは、ただお餅を食べるのではなく、「ご先祖様に命をさずかったこと」や「自然の恵み」に心から感謝しながら、お餅を噛みしめるのが正しい食べ方です。

年明けから、感謝の心を持つことで、これから始まる一年がより良いものとなります。開運にもつながる食べ方ですので、ぜひ、試してみてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です